冬の夜長に、ますます寒くなる小説を読む

本はそれほどジャンルを問わず読んだり、見たりするほうですが、ホラー系小説はわりと読みます。最近読んだ2冊を紹介します。

夜は一緒に散歩しよ

夜は一緒に散歩しよ
[話のあらすじ]
作家の横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と二人で暮らしていた。妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになる……。人ではない異形のものを。ある日をきっかけに「青い顔の女」ばかりを描くようになった千秋は、その絵を「ママ」と呼び、絵を描くことに執着する。そしてもうひとつ執着すること。それは、夜の散歩だった。※Google Books参照
[感想]
久々に時間を忘れて読んでしまう怖い話でした。描写のエグさ、後味の悪さ。。タイトルが少しゆるく感じたので、読んだあと良い意味で後悔しました。
主人公と同じく娘がいるので、ちょっとリンクして読んだ部分もありますが、読んでいて娘がどうなってしまうのか、気になって仕方なくなり、、最後はハッピーエンドを期待するも。。(?)な展開に、読み終わってからもしばらくモヤモヤしてました。
特にお父さんにオススメです。
 

鬼談百景

鬼談百景
現在、映画公開中 『残穢【ざんえ】‐住んではいけない部屋‐』にもリンクする話がたくさん詰まった怪談短編集。
短編集なので非常に読みやすく、急いでヒンヤリしたいときにオススメ。これから残穢【ざんえ】を読む方、映画を観に行く方は、これを読んでからがいいと思いますよ〜。
 
『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』(http://zang-e.jp/)