「海外のお客さまにも自社商品やサービスを紹介したい」
このようなご要望を頂きましたので、ホームページを多言語化するにあたって、どういったサービスやツールがあるのかを検討しましたので今後のためのメモと、ご検討されている方のための一助となればと思いブログにさせて頂きます。
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Googleウェブサイト翻訳ツールの新規設置が出来なくなった
高い費用をかけてプロに翻訳してもらうほどの高い精度を求めていなければ、Googleウェブサイト翻訳ツールの導入が簡単だったと思いますが、新規で導入することが出来なくなってしまったので、今回は代替え案を探さなければいけないところからのスタートとなりました。
今はサイトにアクセスしても、こんな画面が表示されるだけです。
https://translate.google.com/intl/ja/about/website/
確かにもう登録出来なくなっていますね。。以前のようにGoogleの翻訳ツールをホームページに新規設置は出来なくなりましたが、翻訳が出来なくなったわけではありません!
Google翻訳のページを利用する
Google翻訳にアクセスします。
Google翻訳(https://translate.google.com/)
左側のボックスに翻訳したいページのURLを入力すると、右側のボックスにURLが表示されますので、それをクリックで今回の場合は英語に翻訳されたページが表示されました。
また、下向きの矢印をクリックでその他の言語も選択することが可能です。
これで、ウェブページの翻訳は可能といえば可能ですが、毎回この作業を行うのは手間ですし、お客さまに毎回お願いするわけにもいかないので、そういった場合はこちらで紹介されているような方法でスムーズに翻訳が可能になりそうです。
Bing翻訳ウィジェットが終了している模様なので代替案を考えてみた
https://wood-roots.com/web/javascript/2407
セレクトボックスとこの方法を組み合わせれば、Googleウェブサイト翻訳ツール導入に近い形が再現できますね。
費用・時間をあまりかけられない場合は、この方法でもアリかもしれないですね。ただ、アドレスが変わってしまう・ページ上部に余計な表示が出てしまうのが気になる場合は、やはり翻訳サービスなどの利用をおすすめします。
翻訳サービス・プラグイン紹介
翻訳サービスやWordpressの翻訳プラグインは様々なものがありますが、今回導入を検討したものを記載させて頂きます。
Myサイト翻訳
Myサイト翻訳は日本語で書かれたウエブサイトの内容を、世界の20カ国以上の言語に自動で翻訳するサービスです。
Myサイト翻訳(https://www.kodensha.jp/index/products/mysite/)
英語をはじめとして、ドイツ語やイタリア語などヨーロッパの言語にも翻訳できます。アジアの言語にも対応していて、韓国語にも簡単に翻訳できるほか、中国語は簡体字と繁体字にそれぞれ対応しています。
掲載されている情報量が多いために、翻訳するのに手間ひまがかかるウエブサイトを運営している人にもおすすめできるサービスです。新商品を定期的に販売開始しているようなサイトにもおすすめできるサービスで、商品の販売に必要な文章を短時間で外国語に翻訳できます。
サービスの特徴・料金
コストをかけずにサイトの文章を翻訳できるのがこのサービスの特徴で、日本語・英語・韓国語・中国語の基本4言語だけなら、1ヶ月あたり3万円の料金からサービスを利用できます。
初期費用は無料ですが、フランス語・ドイツ語などの欧州5言語に翻訳する場合には、別途見積もりが必要です。それ以外の23の言語に翻訳する場合にも見積もりが必要になります。
サービスを利用するためにサーバーを設置する必要はなく、翻訳をしたいサイト内に翻訳ボタンを貼り付けるだけで、簡単にサイトの翻訳ができるようになります。最短の場合、3日間でサービス利用のために必要な作業を終えることができるため、短期間で翻訳をする必要がある場合にもおすすめできるサービスです。
オンラインユーザー辞書機能を使用すればよく使用する単語や熟語を登録することも可能で、Internet ExplorerやEdge、最新版のGoogle ChromeやFire Foxなど、複数のブラウザにそれぞれ対応しています。
Gengo
Gengoはオンラインで24時間、翻訳を依頼できるサービスです。
Gengo(https://gengo.com/ja/)
プロの翻訳者に翻訳を依頼できるのがこのサービスの特徴で、世界各国の2万人を超えるネイティブスピーカーが翻訳を担当しています。担当者は長期間にわたって、母国語の言語を翻訳している経験があるので、質の高い翻訳をしてくれるサービスを探しているホームページの運営者にも、おすすめできるサービスです。
サービスの特徴・料金
翻訳の注文を複数の方法から選ぶことができるのもこのサービスの特徴で、短期間で翻訳してほしい場合に利用しやすいのがオンラインからの注文です。わかりやすい注文フォームを使用して翻訳の依頼ができるので、翻訳サービスを利用したことがない人にもおすすめできます。
APIを経由して翻訳を注文することも可能で、Gengo APIを会社のシステムに組み入れれば、大量の文章も手軽に翻訳できるようになります。
カスタムサービスによる注文も可能で、Gengoのスタッフが依頼者に直接話を聞き、効率的で経済的な解決ができるような翻訳サービスを提供しています。
料金は1つの単語ごとに計算されるシステムで、最低文字数の制限はないために、短い文章の翻訳も気軽に依頼できます。
翻訳は2種類のサービスレベルがあり、選んだ翻訳のレベルによって料金も異なります。低価格で利用できるのが「スタンダード」で、1文字あたり5円の料金から利用できます。スタンダードで翻訳を担当しているのは、標準レベルのテストに合格した翻訳者で、ホームページにユーザーから書き込まれた文章などの翻訳にもおすすめです。
「プレミアム」はワンランク上のサービスで、翻訳料金は1文字あたり9円からです。上級レベルのテストに合格した翻訳者が翻訳を担当しているために、硬い内容のウエブサイトの翻訳にも最適なサービスです。
Spoke
Spokeは高額のコストをかけずに質の高い翻訳を依頼できるサービスです。
Spoke(https://spoke.cloud/ja/)
幅広い規模のホームページに対応していて、1ページだけの翻訳から、数万ページに及ぶ規模の大きいサイトも、翻訳することが可能です。HTMLを自動で生成できるシステムを使用しているため、HTMLの制作費用をかけずにサービスを利用できます。
翻訳の精度にもこだわっているのがこのサービスの特徴で、翻訳を行うのは全て人間の翻訳者のため、機械を利用した翻訳サービスのように不自然な文章にならずに、サイトの翻訳ができます。
翻訳者の質にもこだわっていて、厳しいテストに合格した翻訳者が翻訳を担当しています。定期的に担当者のテストを行うことで、さらなる品質の向上に努めています。
サービスの特徴・料金
Spokeは料金設定もわかりやすいので、はじめて翻訳サービスを利用する企業にもおすすめのサイトです。
初期費用や月額費用は無料なので、翻訳が必要になる機会が少ない企業にも利用しやすいサービスです。
翻訳の料金は文章に含まれている文字数によって計算されるシステムで、翻訳のレベルにより1文字あたりの料金が異なります。低価格で翻訳が依頼できるのが「スタンダード」で、1文字あたり5円の料金から翻訳を依頼できます。ブログやコメントなど、カジュアルな文章の翻訳にも利用しやすいサービスです。
「プロフェッショナル」はさらに高品質な翻訳サービスで、1文字あたりの料金は11円からです。会社案内や商品の説明など、正確性が求められるホームページの文章にも利用できます。
WordPressプラグイン
WordPressプラグインで多言語化可能なプラグインについては、今回検討しませんでしたが色々なものがあります。
WPML(有料)
有料になりますが、インストールして有効化すると簡単に翻訳できるプラグインの代表格です。
WPML(https://wpml.org/ja/)
Bogo
とてもシンプルな多言語化プラグインで、言語毎にディレクトリを配置し、その配下に各言語のコンテンツを出し分けることができるため、SEO面でも良さそうです。
翻訳文は自分で用意する必要があるため、多言語対応のサイト構成を簡単に準備したい場合などでオススメです。
Bogo(https://ja.wordpress.org/plugins/bogo/)
今回のまとめ
数ある翻訳サービスからいくつか掲載しましたが、どのサービスが最も良いかについては、予算面だけでなく、専門分野のサービスを扱う場合は特に専門用語などをしっかりと翻訳してくれるのかも重要なチェック項目になってくるのではないでしょうか。
では、また!